さまざまな情報が手に入るセルスター AR-G100Aに搭載の「OBDⅡ」とは?
セルスター AR-G100Aは、オプションのOBDⅡアダプター(RO-107)を使用すれば、
OBDⅡ情報を自動車のコンピューターから取得できます。
OBDⅡ(On Board Diagnostic System)とは、車に搭載されているコンピューターから
車のコンディション・データを受信し、車の状態を把握する情報のことをいいます。
これらの情報の中には車速などの情報も含まれますので、OBDⅡを利用することにより、
トンネル等の衛星が受信できない状況でも、より精度の高い自車位置測位を
実現することができるのです。
つまり、グロナス衛星を含む3系統56基(同時受信は最大33期)の衛星に加え、
トリプル・センサー(Gセンサー、ジャイロセンサー、気圧センサー)とOBDⅡ情報によって、
自車位置をいついかなる場所でも精度よく測定できることとなります。
車の様々な情報取得出来る
速度情報以外にもOBDⅡからはさまざまな情報を得ることができます。
代表例を列挙しますと、エンジン回転数、スルットル開度、エンジン負荷、燃費などで、
その項目は62項目にもおよびます。
さらに、OBDⅡを接続することによって、簡易故障診断もできるようになります。
これは、OBDⅡの本来の使用用途が、車に搭載されているコンピューターから
車のコンディション・データを受信し、車の状態を把握するといったことからも
当然のことのようですが、ディーラーに持ち込まなくてもエンジンの不具合の生む程度の情報は
得ることができるのです。安心ですね。
OBDⅡに対応している車種は、平成以降に発売された国産車はほとんど
対応しているようですが、詳細はセルスター社のWEBサイトにてご確認ください。
なお、残念ながら輸入車(レクサスを除く)は適合表には載っていませんでしたので、
正式には対応していないということになります。
また、姉妹機種であるAR-R100AはOBDⅡ非対応となります。